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阿部金剛《遥かなる由布》

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本作は湯布院に旅行した折の作品と思われるが詳細は不明。郷愁の彼方にある由布岳の山頂。作者は岩手県盛岡市出身の洋画家。超現実主義(シュルレアリスム)的な作品で脚光を浴びました。東京府立第一中学校を経て、慶應義塾大学文学部予科中退後、岡田三郎助に師事し、1926 年にフランスへ渡り東郷青児と共に油絵展覧会を開催するなどの活動をし、同年には二科会展に初入選。その後もメキシコやアメリカで創作活動を続け、詩人萩原朔太郎の「詩人の運命」の装丁も手がけるなど活躍した。

＜ジャンル＞絵画
＜技法･材質＞油彩／キャンバス
＜作品寸法（cm）＞16.0 × 3.0
＜所属：後藤洋明コレクション＞
*備考　キャンバス裏面に「阿部金剛」の自筆サインと「横山白虹題」のサインがある。白虹は同時代の俳人。ともに由布院に旅した時の作と思われる。