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作者不詳　《呼子の海岸通り》

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九州の最西端に位置する「呼子」は港町で、朝市や鮮度抜群のイカ料理で名高い。そこから先は東シナ海。漁場へ出る男たちでにぎわう港は、遠洋へ、アジアへと船出する人々を見送る海洋基地であった。海岸通りを歩くと、海と深く結びついた豊かな歴史と文化、古式の捕鯨文化の名残などを感じ取ることができる。古代、唐の国へ向かって遠ざかり行く狭手彦の船団に領巾(ひれ)を振り続けた松浦小夜姫伝説も秘める。そこから先は東シナ海。練達の筆は、活気と哀愁とが入り混じる朝の情景を一気に描きとめた。´76Yofui囲と読めるサインがあるが詳細は不明。

＜ジャンル＞絵画
＜技法・材質＞水彩／紙
＜寸法(cm)＞26.0×38.0
＜所属＞空想の森美術館コレクション
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